S地区お話し会に参加されたCさん(70代前半ご夫妻)のいきかたのデザイン
Cさんご夫妻は、各々趣味を持ち友人に囲まれ、日々楽しく元気に過ごされている。スポーツクラブ、社会人大学、舞踊、旅行と多彩で活動予定もいっぱい。そうした中、お話し会の情報を知り「どんな様子なのだろうか?」と、いつも一緒に活動している友人とご夫妻で参加された。
お話し会では、新たなつながりができればと、可能であれば知り合いは別のテーブルに分かれて座っていただいている。Cさんご夫妻も、それぞれ別なテーブルで会話を楽しまれた。
参加者の皆さんに、「その時が来れば、あなたは在宅医療・ケアを望みますか?それとも、病院?施設?でしょうか?」と投げかけ、順番に手を挙げていただいた。会が終わったあとご主人がヒソヒソと「女房がまさか在宅に手を挙げるとは。てっきり施設だと思っていた。」と、話された。
日頃、夫婦間でも"どうありたい"と、互いの思いを確認することはあまりないかもしれない。逆に、夫婦間のほうが話しづらいこともある。「新たな発見があった。家に帰ってまた考えよう。次回は仲間を誘ってくるよ。」と、帰り際に話をされた。毎回、会でいただいているアンケートでも同様のコメントが記されている。どうやら、気づきのきっかけになっているようである。
お話し会には、このようにご夫妻や、兄弟、親子、友人と声を掛け合って参加されている。もちろん、お一人での参加も多い。話しやすい空気の中で、皆が「気づき」「確認」と「安心」を持ち帰られている。
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