"地域のルール"が少しずつわかりはじめ、歩いていると、お話し会開催の相談が地域から入りはじめた。コミュニティにとって、在宅医療、ケアは気になるテーマなのである。とりわけ、一人暮らしの方が多い地区では喫緊の課題であった。
その一つ、石川地区の飯田連合町内会長から連絡をいただいた。
「うちの地区は一人暮らしが多くてね、在宅医療やケアが必要になると思うのだが、どういうふうに会を開催されるのでしょうか?」
「形式は教えるというのではなく、会話をすすめながらご自身がどうありたいなか、そのためにはどうしていけば良いのかを考えるスタイルです」
「なんかよくわからないのですが」
「近々、常磐地区で開催されますので一度ご参加していただければ雰囲気がつかめると思います」
「それでは繰り合わせて参加してみます」
後日、常磐地区の吉羽会長と連絡とりながらご参加いただき、調整に入った。会の終了後、
「なんとなくわかったが、帰って役員にどう話をすればよいか難しいので、役員会で説明してもらえないでしょうか?」
ということで、役員会で時間をいただきコミュニティと在宅医療のお話し会及び、これからの医療福祉制度の方向性を説明した。
「なんか、ピンとこないなあ」
「そんなこと考えたって、その時が来たら病院に行くしかない」
「一人暮らしでは無理だろう」
「その話で人が来るだろう」
「回覧では無理じゃないだろうか」
「難しい。。。」
いろんな意見が出ながらも最後は飯田会長が、
「どうですか、一度やってみてもらいませんか?」
の一言で、開催することが決まった。そして、議論を重ね何度か行ううちに、地区での主催~主体的な開催の会へと意識が変わってきた。住民主催、民間事業者(水戸在宅ケアネットワーク)共催、行政協力の体制が始まった。
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