日本公衆衛生学会 大阪大会 レポート

第75回日本公衆衛生学会 大阪大会 レポートです!

去る10月26日~28日 公衆衛生学会に参加してきました。 昨年は茨城県看護協会と水戸在宅ネットワークの二本立てでポスター発表をおこない、 今年は茨城県看護協会と水戸在宅ネットワークと企業の三本立てでのポスター発表に加え、自由集会もやっちゃいました!

まずは、自由集会:参加者20名

関原さんの無茶ブリで、「在宅医療介護のお話し会」が専門職にもたらしたもの。地域のなかで変容が生まれ始めるプロセス。地域住民主体をどのようにしたら推し進められていくのかを、それぞれマイクをバトンのように繋ぎながら、メンバー(茨城県看護協会 梅井、元看護協会 大関、水戸在宅ケアネットワークお話し会運営委員 岩間、朝日、小野)がそれぞれの視点でお話しさせていただきました。

参加された方は、行政職、大学教員、学生、医者、NPO、保健師、地域包括支援センター等さまざま。発表する私たちも日頃の仕事はさまざま。さまざまな角度から思いや経験、感じられていることをお話しながら、コール アンド レスポンス!

ポスター発表では、三本柱であることが、周囲から大変興味をいただき、なぜ、これほどに協働できるのか。「まずは実践!」という「水戸モデル」が、とてもとても、びっくりぽんだったようです。

「在宅医療介護のお話し会」は、関原さんが、水戸に来た際に、水戸在宅ケアネットワーク(医療・介護・福祉の多職種の任意の集まり)という、ネットワークがあることに感動し、このネットワークと地域住民が顔の見える関係が築き上げられ、地域の安心につながるのではないかと、市民センター、自治会を訪れ、お話しを伺って、一緒にやりましょう!と種をまいてくださった会です。

今年の発表は、種を蒔いてくださった関原さんが、水戸を去り、そのあと、水戸在宅ケアネットワーク(任意の団体)が、この会の必要性を感じ、芽を出して、育っていくぞ!というプロセスの発表でした。

種を蒔いてもらったから、そのあとは、勝手に芽が出て、すくすくと育っていくわけではない。必要条件は何か。害となるものはないか。どの方向に育つことが大切なのか等、まさに、実践から得られたことをお伝えさせていただきました。

私たちの発表の後、いただいた質問は、実践している人から実際の話を聞きたいと、具体的な質問が多くありました。発表させていただき、多くのつながりや考えをいただくことができ、この先のビジョンがまた見えてきました。 学会で得たことを地域の方々にご報告しながら、地域に根差した「水戸モデル お話し会」をすすめていきたいと思います。